貝殻の在庫を抱える日々

日本と同じくハワイのコロナ感染者も減ったかと思えば増え始め、最近は1日あたり40人の新規感染者がでたりしています。

そんな中、トイレ出たあとに手を洗わずに出て行くおばちゃんを見かけたり、ハワイの人はコロナを甘く見ているようです。


一方で私たちのビジネスは順調に成長していて、場所を広いところに移動したおかげもあり、コロナ以前よりも売り上げが伸びています。

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こちらが、最近のお店の様子。

社交的なジェームズに店番をまかせております。


しかもホノルル市の補助金が100万円出たため、この先1年分の家賃がまかなえることに。


実店舗を持っていなかったら貰えていない補助金なので、良いタイミングで実店舗展開していてよかったです。


前のブログ記事ではうちのお店で取り扱っている謎の商品をご紹介しましたが、実は少しずつハンドメイドのアクセサリーに手を出し始め、ハワイでしか取れないといわれているサンライズシェルというオレンジ色の貝殻のネックレスが好調に売れています。

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この貝を自力で採りに行こうともしたのですが、この貝殻が取れるといわれているビーチまで約40分ほど運転し、炎天下の中、1時間ほど貝殻を探しまくった結果、1つも見つからなかったため、自力で見つけることは諦めてインターネットの力を借りて、貝は買うことにしました。


どうやら、昨今のサンライズシェル人気のせいで、ダイバーが海に潜って貝を取っているため、海岸にはほとんど打ち上げられないそうです。


インターネットで販売しているサンライズシェルを10ドル前後で購入していたのですが、ケチな私たち夫婦がいかに安くサンライズシェルを手に入れるか考えた結果、直接ダイバーから買った方が安いんじゃないかということになり、インターネットで募集広告を出したところ、早速2件のお返事がありました。


1人目はハワイアンのおっさんで、ハワイ語母語のため、英語の訛りが強くて何を言っているのか聞き取れないくらいでした。


このハワイアンのおっさんは訛りが強すぎて意思疎通が難しいことを省けば、とても親切で、小さい貝は1枚5ドル、大きな貝は7ドルで売ってくれ、合計20枚ほど買ったところ、おまけに貝を2枚も無料でつけてくれました。


おっさんとは薬局の駐車場といういかにも怪しい取引が行われてそうな場所で落ち合ったのですが、私たちが取引していたのは貝殻。


はたからみたら、非常にほのぼのとした光景だったでしょう。


そして、このおっさんの親切心はとどまることを知らず、数時間後に電話を掛けてきて、あそこのお店にはもっと安い貝殻が売っているぞと格安の貝殻情報までくれました。


ジェームズはこのおっさんが気に入ったようで、Best Hawaiian guy I’ve ever met(ハワイで出会った中で一番良い人だ!)と感激していました。


2人目はダイバーの女性で、サンライズシェルが取れるビーチの付近に住んでいるのに、わざわざ40分もかけてお店まで来てくれました。


なんとこの人の貝殻は小さいものは3ドル、中くらいのものは5ドルという格安価格。


こんなに安く買えると今まで10ドルも出していたのがバカバカしくなってきます。


ダイバーの人にとっては、趣味でやっているダイビング中にタダで拾ってきたものだし、いくらで売ったところで損にはならないのでしょう。


このふたりのお陰でお店に貝殻の在庫を抱えることになりましたが、このネックレスは次から次へと売れているため、なんとかなるでしょう。


現在は週一でお店を閉めて、ハワイの自然を満喫すべく、いろいろなところに行っているため、次回は行った場所について書きたいと思います。